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エンジニアのやぶにらみ日記

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楽しいことあるけどつらいこともあるのさ

がんばれ「もんじゅ」

 高速増殖炉「もんじゅ」が、やっと運転を再開。やっと、とは私の感想。
 高速増殖炉は実用化「すれば」素晴しいエネルギとなるでしょう。「すれば」と「たら、れば」つきで書かなけれならない所が、重要です。つまり日本ばかりでなく、人類はいまだ高速増殖炉を未だ実用化していません。
 いま世界は、中国、インドなど新興国の経済成長で「がぶ飲み」と云えるほどの石油の大幅な消費増加が続いています。従って近い将来石油の不足が間違いなくやってくるでしょう。石油不足になると石油の価格は高騰するでしょう。
 現在でも経済が好転すると石油需要の増加を見込んで原油価格がジリジリと上昇しています。そのためガソリン価格も昨年年頭には1リットル100円程度でしたが、ゆっくりと上昇現在1リットル135円程度で販売されています。もちろん石油価格、より厳密には原油価格の上昇には、いわゆるファンド・マネーも流れ込み、投機によることも一因です。
 といって新興国に経済発展を止め石油の消費を減らせ、とは云えませんし、そのような権利もないでしょう。ですから現状のままでは将来、石油不足、石油高騰が間違いなく到来するでしょう。マスコミによるとエネルギ危機。
 では石油に変わるエネルギはでしょうか、太陽発電、風力発電、・・マイクロ水力発電。それだけでは、全く不足です。しかし原子力発電は、柏崎原子力発電所の地震事故に見られる様に日本では立地条件が厳しく、というか地元の反対が多くて、今後新規に建設は難しいでしょう。それ故、原子力発電を手がける企業は方向を変えて他の業種に転換しています、そのため大学の工学部から原子力工学の学部がなくなり、つまり原子力の専門家も減少しています。
 また、高速増殖炉を運転している原子力研究開発機構にも問題は山積しています。「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故が発生した当時、事故現場を撮影したビデオを改ざんしたり、とまあ「お役所仕事」から全く抜け出せず、とても新時代のエネルギを開発する体制とは云いにくい訳です。
 と様々な状況を踏まえると、高速増殖炉は必要、でも状況は厳しい、と云えるでしょう。しかし、新しいエネルギは必要です。先は長いのですが、高速増殖炉はぜひとも実用化して欲しいと思います。

 
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by yabunirami | 2010-05-14 23:23 | やぶにらみ的見方 | Comments(0)